eボイス・アクション 着実に前進
- 2018.01.11
- 情勢/解説
公明新聞:2018年1月11日(木)付
1000万人の声を追い風に
党青年委
一平 公明党青年委員会が2016年に行った政策アンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)」に協力してくれた友人から、「その後、政策はどうなっているの?」って聞かれたんだけど。
京子 党青年委員会は16年5月、VAで集めた1000万人以上の若者の声を、安倍晋三首相に直接届けたわ。こうした取り組みが追い風となって、VAで掲げた政策は着実に前進しているのよ。
一平 具体的には?
支局長 例えば、携帯電話の料金負担を低く抑えるのに有効な公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の設置が、全国に広がっています。政府は20年までに約3万カ所の整備をめざしています。
一平 街中でもスマホが使いやすくなるね。
京子 だからって歩きながらや、自転車に乗りながらのスマホ操作は危険だから絶対にダメよ。
一平 新婚世帯への支援を求める声も多かったよね。
支局長 今年度は、夫婦合計で年間所得340万円未満の新婚世帯を対象に、結婚に伴う住居費や引っ越し費用に対して、国と地方で最大24万円を補助しています。同事業は、15年度補正予算に初めて盛り込まれ、党青年委の推進で支援内容が拡充しています。
京子 政府の18年度予算案にも、新婚世帯支援が盛り込まれたわ。
支局長 結婚するための活動(婚活)への支援で、出会いの場となる婚活イベントなども推進中です。
一平 さすが、若者の味方・公明党だね。幼児教育の無償化については?
支局長 昨年末に政府が閣議決定した「新しい経済政策パッケージ」には、3~5歳児について「全ての子供たちの幼稚園、保育所、認定こども園の費用を無償化する」と明記。0~2歳児は「当面、住民税非課税世帯を対象として無償化を進める」としています。
京子 不妊治療への支援も充実しているわ。18年度予算案に、不妊治療費助成の増額措置の継続、不妊専門相談センターの拡充が盛り込まれたの。
支局長 このほか、要望が多かった最低賃金アップは、時給1000円に向けて前進しています。今年度は全国平均で25円アップし、時給が平均848円となりました。
一平 非正規雇用の待遇改善や働き方・休み方改革も重要な課題だよね。
支局長 非正規社員の正社員化や待遇改善を進めるため、賃金規定などを改善した企業への助成を拡充しています。年功序列によらず能力に応じた賃金アップの仕組みを整え、実行した企業に最大130万円を助成する制度を創設。非正規の賃金を3%以上引き上げた企業にはキャリアアップ助成金の支給額も増やします。
京子 働き方・休み方改革についても公明党は、月曜午前を半休にする「シャイニングマンデー(仮称)」や、有給休暇の取得促進に取り組んでいます。
一平 若者の声を形にする公明党に、期待がますます膨らむね。僕も、公明党をもっとアピールしていくよ!
若者支援さらに充実へ
党青年委員長 平木大作参院議員
実施したVAには、全国各地の青年党員、支持者の協力を得て、数多くの若者の声を寄せていただきました。心から感謝申し上げます。
若者支援の充実に向け、党青年委員会の推進により、VAで掲げた政策は着実に前進しています。しかし、若者一人一人がこうした支援を実感できるまでには、さらなる取り組みの加速が必要です。
例えば、新婚世帯の支援について、住居費や引っ越し費用の補助が実現していますが、実施自治体は全国で233(昨年11月30日時点)にとどまっています。各都道府県本部青年局とのネットワークの力に磨きをかけ、政策の充実に全力を尽くします。
さらに今後は、若者の声を聞くため「ユース・トーク・ミーティング」などの懇談会を活発に展開し、若者のニーズを形にして届けてまいります。