e党女性委員会 活発に活動
- 2018.01.23
- 生活/生活情報
公明新聞:2018年1月23日(火)付
公明党女性委員会(古屋範子委員長=副代表、衆院議員)は、視察や街頭演説会など活発に活動しています。その模様を紹介します。
子育て支援の充実をめざし保育機能付きオフィスなど視察
古屋委員長と竹谷とし子女性局長(参院議員)は1月4日、東京・国分寺市を訪れ、社会福祉法人「子供の家」が運営する、児童養護施設などを退所した子どものアフターケア相談所「ゆずりは」(高橋亜美所長)で実情を聞きました。松葉多美子都議、佐野久美子、高橋良子の両国分寺市議が同行しました。
「ゆずりは」は、虐待や育児放棄、貧困などのために児童養護施設に預けられた子どもたちが、退所後に支援を受けられず、孤立してしまうことを避けるため、2011年4月に開所。16年度には、施設退所者や支援関係者から延べ2万3000件以上の相談を受けました。生活保護申請や住宅賃貸契約の手続きのサポートなど、個々の状況に応じた伴走型支援に取り組んでいます。
席上、高橋所長は施設を巣立った後の子どもたちについて、幼少期の虐待などのトラウマ(心的外傷)を抱え、支えてくれる家族もいないなどの理由で、自立が困難なケースが少なくない実情を指摘し「安心して生活できるように支援しなければならない」と強調。支援の取り組みを財政的にもサポートしていく必要性を訴えました。
これに先立つ昨年12月27日には、党女性委は東京・世田谷区を訪れ、オクシイ株式会社(高田麻衣子代表取締役)が運営する保育サービス付きのシェアオフィス「マフィス馬事公苑」を視察しました。古屋委員長、竹谷女性局長、栗林のり子都議、岡本宣子、福田妙美の両世田谷区議が参加しました。
マフィス馬事公苑は、保育スペースに子どもを預けながら仕事や勉強ができるシェアオフィス。平日の午前9時から午後6時までの間、0~5歳児を預けることができます。14年12月にオープンし、弁護士や税理士、コンサルタントなどが利用しています。
高田代表取締役は「目の届く範囲で子どもを預けながら母親は仕事などに集中できる。母親がそばにいる安心感があるため、泣き叫ぶ子どもは少ない」と話しました。
視察後、古屋委員長は「多様な働き方ができるよう、各種施策を後押ししていきたい」と述べました。
街頭でも施策の推進訴える
大阪・守口市で活動する公明党守口支部連合会が1月6日に同市内で開催した新春女性街頭演説会には、井上照代、西田久美の両守口市議と女性党員、伊佐進一衆院議員が参加しました。
演説会は、同支部連合会の女性議員、女性党員が中心となり、2010年から毎年1月に定期開催しているものです。
伊佐氏は女性特有のがん対策に言及。公明党が取り組んだ検診無料クーポンの配布などで乳がん検診の受診率が44.9%(16年調査)に上昇したことに触れ、「公明党は今後も女性が輝く社会の構築に全力を尽くす」と訴えました。
また、党愛知県本部女性局(長谷川由美子局長=名古屋市議)は20日、名古屋駅前で街頭演説会を開催。長谷川局長ら女性議員と共に魚住裕一郎参院会長が党の実績や政策をアピールしました。
魚住氏は、公明党の推進により、18年度から未婚のひとり親に対して寡婦(寡夫)控除が「みなし適用」され、保育料などが軽減されることを紹介。
その上で、婚姻歴のあるひとり親に比べ税負担が重いままであることを指摘し、「課題の解決に向け、全力で取り組んでいく」と強調しました。