eより盤石な日中関係へ
- 2018.01.23
- 情勢/国際
公明新聞:2018年1月23日(火)付
全人代の副委員長と懇談
山口代表
公明党の山口那津男代表は22日、国会内で、議会交流を目的に、中国から来日した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の陳竺副委員長ら一行の表敬を受け、和やかに懇談した。公明党の井上義久幹事長、北側一雄副代表らと、中国の程永華駐日大使が同席した。
山口代表は、日中関係における議会の役割の重要性を語り、「日中関係を議会側から担う責任を共にしたい」と強調。日中関係を大きく改善するため、安倍晋三首相、習近平国家主席による首脳の相互往来を実現すべきとし、「関係をより盤石なものにしていく年にしたい」との考えを示した。
これに対し、陳副委員長は「中日関係は全体的に良い方向に改善している」との認識を表明。「日本側と率直な意見交換を行い、共通点を見いだし、両国関係を改善するために知恵を集めたい」と述べた。
また、山口代表は、昨年が日中国交正常化45周年、今年が日中平和友好条約締結40周年の節目であることに言及。「公明党は日中国交正常化の当初から、日中関係を改善し、良好にしていく志の下に交流を続けてきた。これからも日中関係に果たす重要な役割を担いたい」と力説した。
陳副委員長は、日中平和友好条約について「両国の当時の指導者、政治家の賢明な決断で実現した」と指摘。「条約が明確にした平和、友好協力の大きな方向で努力すれば、必ず関係は発展できる」と語った。
一方、北朝鮮の非核化について山口代表は、「共有する課題だから、日中両国と関係国が連携を密にして平和的に解決するという結果を出したい」と述べた。