e水蒸気噴火の可能性

  • 2018.01.25
  • 情勢/気象

公明新聞:2018年1月25日(木)付



本白根山 火山性微動、地震続く



草津白根山の本白根山(群馬県草津町など、標高2171メートル)で1人が死亡、11人が重軽傷を負った噴火について、気象庁は24日、水蒸気噴火の可能性が高いと発表した。マグマが直接噴出せず、マグマで熱せられた地下の水が水蒸気となって爆発的に噴出する現象で、2014年9月に長野・岐阜県境の御嶽山で多数の死傷者を出した噴火も水蒸気噴火だった。

本白根山の地下で熱水や水蒸気などが動いて起きたとみられる火山性微動は、24日午前10時台と午後2時台に2回ずつ発生。ガスの移動や岩石の破壊で起きる火山性地震も起きており、噴火警戒レベル3(入山規制)が続いている。

気象庁は24日、本白根山から約5キロ離れた草津町役場に臨時の監視カメラを設置。地震計や噴火を捉える空振計も25日以降、増設する。


党群馬県本部が現地調査 風評被害に懸念も


群馬県の本白根山噴火から一夜明けた24日朝、公明党群馬県本部災害対策本部の水野俊雄本部長代行(県議)は、同県草津町の草津国際スキー場を訪れ、現場の状況を確認した。金丸勝利町議が同行した。

現場では長野原警察署の金井稔署長らから、警察と消防が行う行方不明者の有無に関する調査の説明を受けた。

これに先立ち一行は、同町の草津温泉街で、旅館業に携わる飯島富士男さんから噴火に伴う風評被害への不安の声を聞いた。

水野本部長代行は「町議とも連携し、支援策を検討していく」と語った。

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