e「つらさ分かってくれた」

  • 2018.01.26
  • 生活/生活情報

公明新聞:2018年1月26日(金)付



ヘルプマーク導入に感激
公明市議に一通の手紙
茨城・筑西市



「内部障がいのつらさを理解してくれる議員がいることに感激しました」――。茨城県筑西市在住で内部障がいのある荒井道雄さんは昨年8月、何気なくめくっていた議会だよりに目がくぎ付けになった。そこには、待ち望んでいたヘルプマークの導入に向け、「早期に検討したい」と須藤茂市長が答弁したことが記されていた。質問者は公明党の眞次洋行市議だった。面識はなかったが、喜びを抑えきれず感謝の思いを手紙につづった。

荒井さんは、十数年前に心筋梗塞を発症。その後、狭心症も患い、日常行動が制限される心臓機能障がいと診断された。外見からは障がいの有無が分からないため、長年、周囲の無理解に苦しんできた。

そうした内部障がいや疾患などを抱える人に対し、周囲の援助や配慮を促すヘルプマークの存在を知ってからは、「茨城県でも導入してほしい」との思いが強まった。しかし、県の担当者に問い合わせるも「現時点で導入は検討されていない」との返答。「私の力ではどうにもならない」と無力感に打ちのめされた。


内部障がい者に寄り添う


諦めかけていた中で、市がヘルプマーク導入を検討するとの"朗報"。荒井さんはすぐさま筆を取った。これまでの苦労の数々を赤裸々に吐露した上で、内部障がい者の人知れぬ苦しみに寄り添おうとする眞次市議を、私たちの"理解者"であると書き記した。

昨年12月に実現したヘルプマークの配布を受け、眞次市議は先ごろ、荒井さんを訪ね初対面を果たした。荒井さんは「マークがあると安心です。これをきっかけに、内部障がいへの理解が進んでほしい」と目を輝かせていた。

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