e痛ましい事故 再発防げ

  • 2018.02.06
  • 情勢/解説

公明新聞:2018年2月6日(火)付



支援施設火災で視察
札幌市で桝屋厚労部会長ら



公明党の桝屋敬悟厚生労働部会長(衆院議員)は5日、札幌市を訪れ、1月31日の火災で高齢者ら11人が死亡した生活困窮者などの自立支援関連施設「そしあるハイム」の現地視察を行うとともに、市の関係者から事情を聞いた。三浦信祐同副部会長(参院議員)と稲津久、佐藤英道の両衆院議員、横山信一参院議員、道議、市議らが同行した。

桝屋氏らは、今も現場検証が続く火災現場を視察。建物の焼け焦げた臭いが残る中、出火から鎮火に至る経緯や遺体が発見された状況などについて説明を受けた。

この後、一行は、同市役所内で消防局と保健福祉局の関係者らから火災の概要について聴取し、今後の対応策などで意見交換した。市側は、「施設内には、消火器、自動火災報知設備、漏電火災警報機が設置されており、法令違反はなかった」とする一方、「未届けの有料老人ホームに該当しないかを確認するため、調査票を計4回送付したものの、回答がなかった」と話した。党側は、同施設を運営する合同会社「なんもさサポート」の活動状況や、市内にある同様の施設に対する行政査察、指導の状況について説明を求めた。

桝屋氏は、「こうした痛ましい事故を二度と起こしてはならない。行政と事業者、利用者のネットワークをさらに強化し、支援が必要な人が安心して地域で暮らせる体制の構築へ向け、議論を深めていきたい」と語った。

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