e福井大雪 伝統産業に被害

  • 2018.02.19
  • 情勢/気象

公明新聞:2018年2月19日(月)付



浮島さんら 越前和紙産地を視察



公明党の浮島智子衆院議員は18日、福井県越前市を訪れ、大雪被害に見舞われた伝統工芸品「越前和紙」の産地・五箇地区を視察し、関係者から被害状況などについて説明を受けた。西本恵一県議(県代表)、清水和明市議が同行した。

同地区は約60の製紙所が集積する、国内有数の和紙の生産地。今月6日からの大雪の影響で、ほとんどの製紙所が操業停止や出荷停止の事態に追い込まれた。建屋が損壊した生産者も多く、今なお本格的な生産再開には至っていない。

案内に立った県和紙工業協同組合の五十嵐康三副理事長は「取引先からのキャンセルが相次ぎ、売り上げが例年の3分の1にまで激減した」と説明。「単価の安い西洋紙に切り替えられると、こちらに戻ってこなくなり、なりわいとして立ち行かない」と話し、国による資金繰り支援などを求めた。浮島さんは「日本が世界に誇る伝統文化を守るために、必要な支援策を講じていく」と語った。

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