e党SDGs推進委・外交部会合同会議の活動報告(要旨)(下)
- 2018.02.20
- 情勢/解説
公明新聞:2018年2月20日(火)付
教育充実や海洋汚染対策を先駆けて提案
神奈川県議 赤井和憲氏
私は昨年2月の定例本会議で、教育や環境をテーマに質問しました。
SDGs(持続可能な開発目標)に関する学校教育について、政府は公明党の提案を受け、2020年度以降の新学習指導要領の実施に基づき進めていく方針です。
しかし、高校での実施は22年度以降となっているため、私は国に先行して教育を充実させるべきと主張。県側は17年度以降、高校での効果的な学習に向けた検討を進める方針を明らかにしました。
このほか、海の汚染対策として、プラスチックごみ削減への取り組みなども提案しました。
質問当初、県知事や県職員の多くはSDGsに関して、あまり理解を示していませんでしたが、知事は後日、「公明党が県議会で初めてSDGsを取り上げ、具体的な提案をしてくれた。今後の政策に生かす」と発言。行政のリーダーへ提言する重要性を改めて実感しています。
子どもの貧困対策で「フードバンク」設立
群馬・前橋市議 高橋照代さん
「食べたいのに食べられない」「学びたいのに学べない」といった子どもの貧困問題は、私が5年前に初当選した直後から取り組んできた課題であり、SDGsに大きく関わります。
群馬県は、県民1人1日当たりのごみ排出量が全国ワースト上位で、私も3R(ごみの発生抑制・再使用・再生資源の利用)の推進に取り組んできました。
中でも、食べられるのに廃棄される「食品ロス」の削減を推進。市議会公明党の主張で昨年6月には、未利用食品を生活困窮者などへ無償提供する「フードバンクまえばし」が設立されました。
1月末現在で279世帯、11団体を支援しており、大きな反響をいただいています。
SDGsは、地方から波動を起こしていくべき取り組みだと思います。誰一人取り残さず、誰もが取り組める活動を前橋から発信していきます。