e平昌冬季五輪を視察して

  • 2018.02.21
  • 情勢/国際

公明新聞:2018年2月21日(水)付



東京大会へ 夏場の暑さ対策カギ
都議会議員 東村邦浩



今月9日から3日間、超党派の東京都議会議員でつくる「2020年オリンピック・パラリンピックを成功させる議員連盟」の視察団団長として、韓国の平昌冬季五輪を現地視察しました。公明党からは私と野上純子、高倉良生の両都議が参加しました。

視察では、競技会場がある平昌と江陵、首都ソウルを訪ね、開会式などの大会運営や公共交通による輸送、パブリックビューイングの状況などを確認しました。各地の気温は氷点下。厳しい寒さの中で、コインの表と裏のように真夏に開かれる東京五輪に必要な暑さ対策を強く意識しました。

屋外のスタジアムやシャトルバス乗り場など、肌を刺すような冷たい風が吹き、体感温度は氷点下10度ともいわれました。選手やボランティアなどの大会関係者、観客に至るまで、命に関わる危険性をなくしていかねばなりません。東京大会では日本特有の蒸し暑さが予想されることから、会場周辺や移動で利用する輸送機関などで、対策を徹底していく必要があります。

一方、会場周辺で案内を行うボランティアが好印象で、訪れる人たちを笑顔で明るく迎えていました。「アリアリ(頑張って)」とスポーツで用いる韓国語の声援を送り、大会を明るく盛り上げる存在として輝いていました。

東京大会には、世界約200の国・地域の人たちが集まります。日本ならではの"おもてなし"が行き届くよう、今回の視察を踏まえた万全な体制づくりを推進していく決意です。

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