eICTで「在宅」の質向上

  • 2018.02.28
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2018年2月28日(水)付



遠隔診療の特長を強調
党委員会で武藤医師



公明党「医療等現場におけるICT利活用推進委員会」(輿水恵一委員長=前衆院議員)は27日、衆院第1議員会館で医療法人社団鉄祐会の武藤真祐理事長から、地域包括ケアシステムの構築などに向け、ICT(情報通信技術)を活用した遠隔診療で在宅医療の質を高める取り組みについて講演を聞いた。

武藤理事長は、遠隔診療について、テレビ電話を使って医師に相談できるなどの特長を挙げ、「通院が困難な外来患者や在宅医療患者を対象に実施することが想定される」と指摘。「すぐに医師が駆け付けられない状況でも、患者の状況を確認して、(助言などの)対応が早期にできるので、患者が自宅にいても安心できる」と語った。

また、血圧など患者が自宅で測ったデータを医師と日常的に共有できるようになることなどにより、医師と患者の双方向のコミュニケーションができる点なども強調し、「対面診療と組み合わせながら、患者が治療から脱落するのを防ぐことが可能になる」と述べた。

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