e国際平和講演会開く
- 2018.03.01
- 情勢/国際
公明新聞:2018年3月1日(木)付
広島平和文化センターの小溝氏 核兵器廃絶訴え
横浜市
横浜市はこのほど、市内で「国際平和講演会~『核兵器のない世界の実現』に向けた市民社会の役割~」を開いた。講師は公益財団法人広島平和文化センター理事長で平和首長会議事務総長の小溝泰義氏。多くの市民とともに公明党市議団(高橋正治団長)の議員も参加した。
講演の中で小溝氏は「こんな思いを、他の誰にもさせてはならない」との思いで行動する被爆者の活動の原点に触れ、日本や世界各地で平和を求め、核兵器を廃絶することを目的とした草の根の取り組みを紹介。核兵器禁止条約締結に中心的役割を果たしたICANのノーベル平和賞受賞時に、講演した被爆者であるサーロー節子さんのスピーチにも言及し、「核抑止力は決して、長続きする平和の基礎にはならない」として、唯一の被爆国である市民として、声を上げる必要性を訴えた。
当日、会場後方では、核兵器の悲惨さなどを訴えた国際平和パネルの展示も行われた。
高橋団長は昨年2月の市議会本会議で、横浜市が国際平和都市として歩んできた経過を紹介。その上で、核兵器廃絶と平和構築への全市的な取り組みを促し、林文子市長は「市民とともに平和の大切さを考えていける取り組みを実施したい」と答弁、今回の国際平和講演会実施につながった。