e通電火災を未然防止

  • 2018.03.01
  • 生活/生活情報

公明新聞:2018年3月1日(木)付



感震ブレーカー全戸配布
高知・越知町



揺れを感知すると電気を遮断する簡易型の感震ブレーカー地震発生時の通電火災を未然に防ぐため、高知県越知町では今年から、揺れを感知して自動で電気を遮断する感震ブレーカー(簡易タイプ)の無料全戸配布を開始した。

通電火災は、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧した際に、倒れた電気ストーブやオーブントースターなどに接触している可燃物からの出火などで発生する。同町で配布している装置は、ブレーカーのスイッチとボール型の重りをひもで結んだ状態で取り付け、震度5相当の揺れを感知すると、重りが落下して電気を遮断する仕組み。

感震ブレーカーの設置については、公明党の市原静子町議が2015年9月定例会で導入を主張。町側から「地震火災対策計画を策定する中での取り組みとして、住民の意見を聞きながら進めていきたい」との答弁を引き出すなど、推進してきた。

町では全戸配布に当たって、住民への周知を含めたアンケートや説明会を実施しており、住宅が密集する町の中心部地域から配布を進め、町内全域に行き渡らせていく方針。このほど自宅への取り付けが完了した西森ひとみさんは、「これで地震の時も安心です」と話していた。

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