eSDGs推進本部設置へ
- 2018.03.02
- 情勢/テクノロジー
公明新聞:2018年3月2日(金)付
重粒子線治療にローン創設と利子補給
大阪府議会で八重樫議員
大阪府議会本会議が1日行われ、公明党の八重樫善幸議員が代表質問した。
八重樫議員は国際社会が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)について、「いのち輝く未来社会を掲げ、2025年万博誘致をめざす大阪府こそが率先して推進すべきだ」とし、全庁的なSDGs推進体制の構築を迫った。松井一郎知事は「SDGs推進のための庁内推進本部を設置し、全庁一丸となった取り組みを進める」と応じた。
また、八重樫議員は、府内初の重粒子線がん治療を行うセンターが開院したことに触れ、副作用が少ない最先端の重粒子線治療費が高額であることから、患者負担を軽減するための利子補給に加え助成制度の実現を訴えた。府は金融機関と連携した重粒子線治療費専用ローンの創設と利子補給実施を明言した。
さらに八重樫議員はウイルス性肝炎患者の重症化を防ぐ初期精密検査の費用助成の創設を主張。府は国の制度を活用し助成を行うと答弁。LINEを活用したいじめなどの悩み相談の本格実施を求めたのに対し、府は政令市を除く公立、私立学校の全中高生39万人を対象に年間50日程度の実施へ準備していると答えた。