e海洋ごみ汚染 抑制を
- 2018.03.09
- 政治/国会
公明新聞:2018年3月9日(金)付
参院予算委で横山氏 微細プラスチックが流出
米病院船と連携進めよ
参院予算委員会は8日、安倍晋三首相らが出席して安全保障と内外の諸情勢に関する集中審議を行った。公明党から横山信一氏が質問に立ち、海洋ごみや災害の対策強化などを訴えた。
横山氏は、海に流れ出たプラスチックごみが紫外線などで砕かれ、5ミリ以下のかけらとなって漂流する「マイクロプラスチック」に言及。有害物質が吸着した同プラスチックを魚などが食べた場合、「その体内に有害物質が残る。国際的な課題となっている」と指摘し、発生抑制の対策を求めた。安倍首相は「国際的な取り組みを力強く促進する」と答えた。
災害時に海路から医療支援する米海軍の病院船マーシーが今年6月、東京湾に寄港することについて、横山氏は「南海トラフ(地震)など広域大規模災害が想定される中で、マーシーとの連携が重要」と力説した。安倍首相は「東京寄港で得られる知見を生かし、大規模災害における医療体制の確保を進めたい」と述べた。
横山氏は、医師不足地域の患者を、より高度な専門医療機関へ短時間で運ぶ医療用小型ジェット機「メディカルジェット」に触れ、全国規模で搬送できるよう体制整備を要望。また学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の対応について、国民が不信感を抱いていると指摘し、丁寧な説明を求めた。