eオリパラ 障がい者に優しく
- 2018.03.15
- 情勢/国際
公明新聞:2018年3月15日(木)付
災害時の液体ミルク普及へ
都議会予算特委で松葉、伊藤議員
東京都議会は14日、予算特別委員会を開き、公明党から松葉多美子、伊藤興一の両議員が質問に立った。
松葉議員は、災害時に活用できる乳幼児用液体ミルク(調製液状乳)製造の規格基準案を国がまとめたことに関して、都の受け止めを聞いた。小池百合子知事は「大きな前進であり、歓迎」と述べ、普及に向け「都として取り組んでいく」と答えた。
災害発生時に地域で活躍する女性防災リーダーの育成に向けて松葉議員は、来年度から都が始める研修会で「現場で活動することを念頭に、育成を進めるべきだ」と主張。多羅尾光睦総務局長は、受講者に「修了書を交付するとともに、継続してフォローアップする」と答弁した。
伊藤議員は、東京五輪・パラリンピックのボランティア育成に言及。世界中から集う視覚・聴覚障がい者に必要な情報を提供する重要性を力説し、ボランティアが対応できるよう「人材育成を着実に」と訴えた。
潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長は、都と大会組織委員会で運営するボランティア全員に、多様な障がい特性に適切に対応するための共通の研修を実施する考えを示した。