e7市議選スタート
- 2018.03.19
- 情勢/解説
公明新聞：2018年3月19日（月）付
公明15候補 攻めの猛拡大が急務
25日（日）投票
北海道北見市議選（定数28）には、公明党から現職の合田えつこ（64）、さいとう昭利（58）の両候補が出馬し、現有議席の死守に向け、こん身の遊説をスタートした。
立候補者は公明2、自民2（現）、立憲1（元）、共産3（現2、新1）、無所属24（現16、新8）の計32人。
自民と保守系無所属は、強固な地盤で盤石。立憲や民進系無所属が、新たな票の掘り起こしに躍起。共産は、1議席増へなりふり構わぬ動きを見せる。
実力伯仲の激戦を制し、公明の合田、さいとうの両候補が勝利を収めるには、安全・安心な地域づくりなどで積み重ねた豊富な実績を党員、支持者が語り抜き、全市域で着実な票拡大を図ることが不可欠。
秋田県北秋田市議選（定数20）には、公明党から現職の、たけだ浩人候補（57）が出馬し、現有議席の獲得へ、こん身の遊説を開始した。
立候補者は公明1、共産3（現）、無所属17（現15、新2）の計21人。新人2候補はともに強固な支持基盤を持ち、上位当選の勢い。生き残りをかける現職は地盤を固め、さらなる票の上積みを図る。共産は議席死守へなりふり構わぬ動き。
たけだ候補は「公明は大丈夫」と安泰説を流され、切り崩されている。勝利には、豊富な実績を語り抜く攻めの拡大が欠かせない。
定数1減の神奈川県逗子市議選（定数17）には、公明党から現職の田中英一郎（51）、たばた智子（59）の両候補が出馬し、現有議席死守へ、こん身の遊説を開始した。
立候補者は公明2、自民4（現）、立憲1（新）、共産2（現）、ネット1（現）、諸派1（新）、無所属12（現7、新4、元1）の計23人。市の財政難を受け、現職組は厳しい風当たりにさらされている。
有力新人候補が乱立し、危機感を強める現職は、1票も逃さないと地盤の引き締めに躍起。公明の両候補は、根拠のない安泰説も流され、切り崩しの標的になっている。勝利には、全人脈に総当たりする猛烈な拡大が必要。
長野県上田市議選（定数30）には、公明党現職の池上きみこ（60）、半田大介（53）、金沢ひろみ（62）、松尾たかし（54）の4候補が出馬し、現有議席死守へ、こん身の遊説を開始した。
立候補者は公明4、共産4（現）、維新1（新）、無所属24（現16、新8）の計33人。同時に行われる市長選が新人同士の激突で注目を集め、投票率のアップによる当選ラインの上昇は必至。
無所属新人は引退する議員の後継などいずれも有力。共産は市長選で有力候補を推しており、その勢いに乗り市議選でも着実に票を拡大している。
公明4候補は、意図的な安泰説により切り崩しの的に。勝利には全人脈総当たりの猛拡大が欠かせない。
愛知県東海市議選（定数22）には、公明党から現職の神野くみ子（62）、石丸きくお（58）、井上じゅんいち（57）の3候補が出馬し、懸命の遊説を展開している。
立候補者は公明3、自民1（現）、共産2（現1、新1）、無所属18（現13、新5）の計24人。無所属新人は引退する議員の後継など有力。自民や無所属の現職は危機感を強め、支持基盤を強力に引き締める。共産も議席維持へ必死。
公明3候補は他陣営から根拠のない安泰説で切り崩され、情勢が緊迫。勝利には、全人脈に当たり切る執念の拡大が必要。
徳島県阿波市議選（定数20）には、公明党から新人の北上まさひろ候補（48）が出馬し、現有議席の死守に、懸命の遊説を開始した。
立候補者は公明1、共産1（新）、無所属20（現14、新5、元1）の計22人で少数激戦に。共産は元校長の新人を立て議席奪取に必死。無所属は、市長選に出馬経験のある元職、元市職員の新人など有力者が多数出馬。危機感を抱く現職陣営は地盤固めに躍起。
公明の北上候補は名前の浸透が遅れて伸び悩む。公明勝利には、着実に1票を積み重ねていく執念の猛拡大が急務だ。
熊本県天草市議選（定数26）には、公明党から現職の赤木たけお（64）、新人の五通しゅんさく（59）の両候補が出馬し、1議席増へ、気迫こもる舌戦を繰り広げている。立候補者は公明2、共産2（現）、無所属24（現20、新4）の計28人。強固な地盤を現職から引き継ぐ元市職員など、新人はいずれも有力で大接戦に。
共産は2議席死守へ躍起。危機感を強める無所属の現職組は、地縁・血縁を軸に地元支持層を強力に引き締め、さらに公明票を激しく切り崩す。
公明2氏の勝利には、他陣営から1票をもぎ取る執念の猛攻が不可欠。赤木候補は油断なく豊富な実績を語り抜き、五通候補は確実な名前の浸透が急がれる。
