e盲ろう児の教育充実へ
- 2018.03.27
- 生活/生活情報
公明新聞:2018年3月27日(火)付
教員研修の課題など聞く
神奈川で佐々木さん
公明党の佐々木さやか参院議員は26日、障がいのある児童生徒を対象とした特別支援教育に関する研究や教員研修の事業を行う国立特別支援教育総合研究所(神奈川県横須賀市)を訪ね、同研究所の宍戸和成理事長らから、視覚と聴覚の両方に障がいのある盲ろう児への教育に関し課題などを聞いた。県議や地元市議らが同行した。
宍戸理事長らは、盲ろうの児童生徒について、周囲の情報を認識することやコミュニケーションを取ることなど生活上の困難を多く抱えているため、「特に他者と安心できる関係性を築いたり、感情を共有したりする実体験を通じた学びが重要になる」と強調した。
また学校現場では、子どもとの関わり方で悩む担当教員は多く、「専門の指導者を各学校へ派遣してほしい」との要望が多い実情に言及。「まずは障がい別や地域ごとの教員向け研修を充実させていく必要がある」と語った。
佐々木さんは、「国会議員と地方議員で連携しながら、個々の子どもに応じた適切な支援や、教員のサポート体制の充実に全力で取り組む」と述べた。