e鳥獣から農作物守る

  • 2018.03.30
  • 生活/生活情報

公明新聞:2018年3月30日(金)付



県がドローンで追い払い実験
神奈川・綾瀬市



神奈川県綾瀬市早川地区でこのほど、県かながわ鳥獣被害対策支援センターによるドローン(小型無人機)を使った鳥獣追い払い実験が行われ、公明党の鈴木秀志県議のほか、松澤堅二、井上賢二、三谷小鶴の各市議が視察した。

同市は県内有数の野菜の産地で、早川地区にはブロッコリーやキャベツ、ハクサイなどの畑が広がるが、ヒヨドリやムクドリなどによる収穫前の野菜への被害が起きていた。

委託を受けたオペレーターの操作で、特殊波動発生器を付けたドローンが、畑の上でラジオの雑音のような不快な音を立てると、畑にいた野鳥が逃げ出し、雑木林上空でも追い払いに効果があった。

同センターによると、以前、特殊波動発生器を付けないドローンを飛ばせた実験では、近くに米軍と自衛隊共用の厚木基地があり、日常的に軍用機の音が響いているせいか、効果がなかったという。

ドローンを活用した鳥獣被害対策を県議会の場などで訴えてきた鈴木県議は、「効果が目に見えるのはうれしい。実験結果を全県での対策に役立ててほしい」と語っていた。

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