e島根・大田で震度5強
- 2018.04.10
- 生活/生活情報
公明新聞:2018年4月10日(火)付
斉藤幹事長代行 被災現場へ直行
1週間程度は余震に注意
9日午前1時32分ごろ、島根県西部を震源とする地震があり、同県大田市で震度5強、出雲市などで震度5弱の揺れを観測したほか、中部から九州にかけて震度4~1の揺れがあった。気象庁によると、震源の深さは12キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は6.1と推定される。
大田市の震度観測点以外の地域では、揺れの大きさが6弱に達した可能性がある。
県警によると、大田市の住民から「ブロック塀が倒れた」などの通報があった。県によると、同市の男性(17)がベッドから転落し右足を骨折したほか、50代男性が落下物で頭に軽傷を負うなど、計5人がけがをした。
気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は記者会見で、震源はほぼ南北方向の断層とみられ、横にずれて地震が起きたと説明。「揺れの強かった地域では約1週間、最大震度5強程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。
近くに大きな活断層はないが、島根県西部では1963年にM5級の地震が相次いだことがあり、同規模以上の地震が続発する可能性もある。
中国電力によると、運転停止中の島根原発(松江市)に異常はないという。
公明党の斉藤鉄夫幹事長代行(衆院議員)は9日早朝、震度5強の強い揺れに見舞われた島根県大田市に急行し、遠藤力一、吉野和彦の両県議、石田洋治市議と共に被災現場を回った。
同市久手町で、自宅が損壊した平川理津子さん(63)は「当面は妹の家にお世話になるが、長くは迷惑をかけられない」と不安を口にした。一方、同町の避難所に身を寄せる男性(58)は「壊れた家の撤去費用をどう捻出するか」と苦悩をにじませた。
斉藤氏は「国・県・市の公明議員が連携し、被災者の生活再建に全力を尽くす」と語った。