e五ケ山ダムが完成

  • 2018.04.27
  • 生活/生活情報

公明新聞:2018年4月27日(金)付



治水・渇水対策を強化
福岡・那珂川町



福岡県那珂川町で建設が進んでいた県営多目的ダム「五ケ山ダム」が完成し、先ごろ竣工式が行われた。式典には、同ダム建設を推進してきた公明党県本部の浜崎達也、新開昌彦、高橋雅成の各県議と、石田正明、松野隆の両福岡市議、吉野博、田中夏代子の両町議が出席した。

同ダムは、洪水調節や水道用水の確保、河川環境の保全などを目的に、2012年から本体工事が始まった。総貯水量は4020万立方メートルで、県内最大となる。総事業費は1050億円。

ただ、この1年間の降水量が少なかったことから、満水位まで水をためてダムの安全性などを確かめる試験湛水に必要な貯水量に達していない。このため、同ダム建設事務所は「今後の雨の降り方にもよるが、18年度末までには供用開始をめざしたい」としている。

同ダム下流に位置する福岡市や那珂川町などの自治体では、1978年や94年に記録的な大渇水に見舞われ、長期にわたる給水制限を余儀なくされた。これを受け、同県本部は94年に渇水対策本部を設置し、現地調査や議会質問などを通じて、治水・渇水対策の強化に尽力してきた。

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