e中・短距離ミサイル廃棄も
- 2018.04.27
- 情勢/国際
公明新聞:2018年4月27日(金)付
北朝鮮の非核化で政府方針
衆参予算委 濱村氏に首相
衆参両院の予算委員会は26日、安倍晋三首相らが出席し、外交課題などに関する集中審議を行い、公明党から衆院委で濱村進氏、参院委で河野義博氏がそれぞれ質問に立った。野党側は、立憲民主党や共産党などが欠席。日本維新の会は出席した。
濱村氏は北朝鮮問題に関し、先日の日米首脳会談などの外交成果を踏まえた今後の政府方針を確認。北朝鮮の非核化について「ゴールはどこまでを見据えているか」と見解を求めた。
安倍首相は、非核化に向けた政府の基本方針について「北朝鮮に対し、米国に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)のみならず、日本を射程に収める中距離や短距離も含めたあらゆる弾道ミサイルの廃棄を求める」と強調した。
また、北朝鮮による日本人の拉致問題について濱村氏は、トランプ米大統領と文在寅韓国大統領から、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で提起する意向が示されたことの意義を聞いた。
安倍首相は、「国際的にも重要課題であると、北朝鮮の最高首脳が認識することは、この問題を解決する上で極めて重要」と述べた。