eコラム「北斗七星」

  • 2018.05.09
  • 情勢/社会

2018年5月9日



天皇陛下の退位が近づき、「平成」の時代は残り1年を切った。これからの日々は「平成最後の」という枕詞がついて回る◆今夏、第100回を迎える高校野球選手権も「平成最後の甲子園」として球史に刻まれるだろう。家庭の出来事も、平成という時代とともに家族の思い出に残るに違いない◆平成の閉幕に限らず、人は期限が決まると、「時間を無駄にせず、その日までに目標を達成したい」などと願望を抱くことが多い◆だが時間の有効活用は実に難しい。「あれもこれも」と目標を欲張りすぎると挫折しがち。毎日の理想的な行動計画を立てたとしても、予定外の用事が飛び込んできたら、計画が頓挫する。ある程度余裕のある計画を立て、毎日、着実に取り組むことが大切だろう◆「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにした時間の報いだ」とはナポレオンが語ったという名言。確かに時間を無駄にしていては、社会を動かすような仕事はできない◆連休の間も、街頭演説に立ち、訪問・調査運動を通して地域の人々の声を丹念に聞いて回る公明議員の姿が各地で見られた。離島や遠隔地へ視察に赴く議員もいた。一方、重要課題が山積する中、長期にわたって、国会の審議を拒否し続けた野党議員たちの時間浪費に、国民の理解は得られまい。(千)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ