eドクターヘリで迅速に

  • 2018.05.15
  • 情勢/テクノロジー

2018年5月15日



医療センターに離発着場

兵庫・篠山市



兵庫県篠山市は、兵庫医科大学ささやま医療センター横に、ドクターヘリが離発着する芝生のヘリポートを整備し、4月から供用を始めている。市議会公明党の隅田雅春議員が推進してきたもので、同医療センター関係者は、「救急入口からも近く、患者の迅速な搬送ができるようになる」と話している。

これまで同医療センターから重篤な患者を、受け入れ先の医療機関にドクターヘリで搬送する場合は、最も近い消防本部横の離発着場まで救急車で運んでいた。同ヘリポートは未舗装で、砂ぼこりを防止するため、ヘリが着陸する前に散水する必要があり、その分、搬送が遅くなることもあったという。

 新しいヘリポートは同医療センターの駐車場の一部を転用して整備。隣接する公園と一体となっており、通常は子どもたちの遊び場として利用される。このほどヘリポートを視察した隅田議員に対して、同医療センターの関係者は、「これによって一人でも多くの命が助かることを願っている」と話した。

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