e法改正なしの緩和不可能
- 2018.05.24
- 政治/国会
2018年5月24日
伊佐氏に首相「高プロ」適用要件巡り
衆院厚生労働委員会は23日、安倍晋三首相が出席し、質疑を行った。公明党の伊佐進一氏は、働き方改革関連法案のうち、高収入専門職を労働時間規制の対象から外す高度プロフェッショナル制度(高プロ)について、今回の創設が「蟻の一穴」になって対象が広がっていくとの懸念の声があることを指摘し、見解を聞いた。安倍首相は「高プロは要件を満たした場合に限って適用される。法改正することなく要件を緩和することは不可能」と述べ、懸念は当たらないことを強調した。
また伊佐氏は、時間外労働の是正など働き方改革の実行へ、政労使会議の枠組みを積極的に活用するよう主張。安倍首相は、政府が労使トップらをメンバーとして設置する「働き方改革フォローアップ会合」や公明党の提言を受けて創設した『地方版政労使会議』の場を通じて、政労使の連携を進める考えを示した。
この日の委員会では、自公両党と日本維新の会、希望の党が21日に合意した働き方改革関連法案の修正案の趣旨説明も行われた。