eコラム「北斗七星」

  • 2018.05.28
  • 情勢/社会

2018年5月26日



わが家も購入を考えているからか、電動モーターがペダルをこぐ力を助ける「電動アシスト自転車」がよく目に留まるようになった。最近利用し始めた友人も「坂道や重い荷物を乗せてもスイスイ進み、とても便利」と満足げだ◆自転車産業振興協会によると、昨年の出荷は約61万6000台で10年前の2.4倍超。人気ぶりがうかがえる。元々は高齢者を念頭に開発されたが、近頃は保育園への送迎などで幼子を乗せる子育て世代の利用も目立つ◆だが、自転車の安全利用促進委員会の調べでは、電動アシスト自転車を利用する20~40歳代の主婦の74%が「子どもを乗せている時に危険だと感じたことがある」と回答。「自分一人で乗っている時」の2倍を上回った◆特に車体の重さには注意が必要という。チャイルドシート付き3人乗りでは総重量が100キロを超すこともあり、運転中にバランスを崩し転倒する危険も。このため、両足が地面にしっかり着くようサドルの高さを調整したい◆あす27日まで「子どもの事故防止週間」。今年度のテーマの一つが幼児用座席付き自転車の事故防止だ。この土日、「子どもにヘルメットをかぶらせ、シートベルトを着用させる」「停車中も子どもを乗せたまま自転車を離れない」(消費者庁)ことを再確認し、安全利用に徹したい。(翼)

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