e米朝会談へ連携強めよ

  • 2018.05.30
  • 情勢/国際
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2018年5月30日



北の非核化 国際社会の結束が重要

骨太方針 公明の提言 反映を

山口代表、首相に訴え



公明党の山口那津男代表は29日昼、首相官邸で安倍晋三首相(自民党総裁)と会談し、28日夜の日米首脳電話会談を踏まえ、北朝鮮問題などで意見交換。北朝鮮の非核化を巡り、米国と北朝鮮の間で調整が続く米朝首脳会談の成功に向け、「関係国が連携を強めて、非核化をめざすことが極めて重要だ」と強調した。

席上、安倍首相は、トランプ米大統領との電話会談で、米朝首脳会談を前に、6月8、9日にカナダで行われる主要7カ国首脳会議(G7サミット)の機会を生かし、日米首脳会談を行うことで一致したと報告。5月26日に行われたロシアのプーチン大統領との会談では、北朝鮮の非核化を共に進める方針を確認した上で、日朝平壌宣言に基づき、拉致・核・ミサイル問題の包括的解決による国交正常化をめざす日本の立場に理解を得たと述べた。

これに対し山口代表は、米朝首脳会談の実現に期待を示し、北朝鮮の非核化へ、韓国や中国など関係国との連携強化の重要性を指摘。さらに「G7サミットでは、参加する欧州の首脳とも結束を確認してもらいたい」と訴えた。

一方、山口代表は政府が6月に決める「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)などで、公明党が28日に政府へ提言したことに関して、「提言には、昨年の衆院選で公明党が公約に掲げた政策が盛り込まれている。それを踏まえて対応してもらいたい」と要望。安倍首相は「しっかり与党と連携し、合意をつくりたい」と答えた。

また、山口代表は一連の公文書管理問題に対して、「国民が納得し、理解できることが大事だ。政府として誠実に取り組んでもらいたい」と述べ、再発防止に向けて万全を期すよう要請した。安倍首相は「誠実に取り組んでいく」と応じた。

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