eベトナム国家主席と会談

  • 2018.06.01
  • 情勢/国際
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2018年6月1日



両国関係深め、発展へ

政党間、草の根交流も活発に

山口代表とクアン氏



公明党の山口那津男代表は31日午前、国賓として来日しているベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と東京・元赤坂の迎賓館で会談し、両国関係や公明党とベトナム共産党の政党間交流を深化させていくことで一致した。会談には、公明党の北側一雄副代表、石田祝稔政務調査会長、赤羽一嘉国際委員長代理(衆院議員)が同席した。

席上、山口代表は、クアン国家主席の来日を心から歓迎。昨年は天皇、皇后両陛下がベトナムを訪問されるなど、日本との交流が盛んになっている現状に触れ、「人や経済、文化における交流を深めたい」と強調した。

その上で、「政府と政府の交流だけでなく、政党間交流が両国関係発展の礎になると確信している。政党間の交流も深めたい」と語り、ベトナム共産党との交流強化に意欲を示した。

これに対し、クアン国家主席は、今年が日本との外交関係樹立45周年に当たる記念の年であり、今回の訪日で「公明党の皆さんに会うことができたことをうれしく思う」と強調。両国関係について「今後も広範な戦略的パートナーシップを基に関係を深化させ、実質的に発展させていきたい」と力説した。

さらに、「日本を長期的に信頼できる最重要のパートナーと見ている。今後も国会や政党、省庁、草の根の交流を通じて良好な関係を発展させていきたい」との認識を表明。南シナ海を含む国際問題でも、連携を強化していきたいとの考えを示した。

また、公明党との政党間交流に関して、「広範な戦略的パートナーシップがさらに発展するよう、力添えしてもらいたい。公明党の皆さんがベトナムに訪問してもらえるよう招待したい」と述べた。

山口代表は、「公明党としても、貴国を訪問させていただきたい」と応じるとともに、1991年に北側副代表らと共にベトナムを訪問したことを述懐。歴史的にも日本とベトナムの間で貿易を通じた交流があったことなどに言及し、「自由で開かれた交流は両国の発展に重要だ」と述べた。

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