e低温で銘茶生産額、3割減

  • 2018.06.04
  • 情勢/経済

2018年6月3日



竹内(譲)氏 滋賀の産地を視察



公明党の竹内譲衆院議員は2日、滋賀県甲賀市信楽町の朝宮地区で、寒干害被害に遭った茶畑を視察するとともに、農家や市担当者から要望を聞いた。中村才次郎県議、白坂萬里子、田中將之の両市議が同行した。

「朝宮茶」は日本最古の銘茶。今年1~2月の低温と乾燥により、栽培面積の約3割で茶葉が赤くなったり、枝が枯れる被害が出た。この影響で今春の一番茶(新茶)の収穫量が減ったほか、傷んだ枝を刈る茶畑では、二番茶以降の収穫は期待できない。被害の大きな木は改植(植え替え)の必要もあるという。生産額は約3割減る見通しだ。

山本顕信楽町茶業協会長は「茶価が下がっている中での収量減は厳しい」と訴え、市産業経済部担当者は改植への国の助成確保などを要望。竹内氏は「中山間地での大変な農作業や深刻な被害を目の当たりにした。国と県でも検討する」と語った。

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