e安全強化へ人員増検討を
- 2018.06.14
- 政治/国会
2018年6月13日
車内映像、指令所と共有も
新幹線死傷事件で党国交部会
公明党の国土交通部会(赤羽一嘉部会長=衆院議員)は12日、衆院第2議員会館で会合を開き、今月9日に、東海道新幹線車内で発生した死傷事件を巡り、安全対策強化などについて国交省と意見を交わした。
国交省は、事件の概要を報告した上で、2015年6月の東海道新幹線車内の火災事故以降、JRでは警察との連携強化や、防犯カメラで車内を録画するなどの対策が講じられてきた点を説明した。
赤羽部会長らは、乗客の安全確保に向け、新幹線車内の警備体制強化の重要性を主張。「人員のさらなる増員が必要だ」と訴えた。
同省の藤井直樹鉄道局長は、車内の巡回警備強化に向けた人員増などに言及し、「JRや大手民営鉄道各社と意見交換を重ね、具体的な安全対策を推進していく」と応じた。
赤羽部会長らはまた、再発防止に向け、車内防犯カメラの映像を運転士らだけでなく、新幹線輸送指令所などでも監視できる体制づくりの重要性を主張。その上で、「緊急時には、車内の現場と中央の指令所が映像情報を共有して対応できるようにすべき」と訴えた。