e浴槽水をオゾン殺菌
- 2018.06.21
- 情勢/テクノロジー
2018年6月21日
装置導入施設を視察
山本氏ら
香川・さぬき市
香川・さぬき市
公明党の山本博司参院議員は16日、社会福祉法人津田福祉会の老人保健施設「さわやか荘」(香川県さぬき市)を訪れ、入浴に使用する浴槽の水をオゾンで殺菌処理する装置を視察し、利用状況を聞いた。都築信行県議、江村信介、鏡原光代の両さぬき市議も同席した。
オゾンによる殺菌処理は、レジオネラ菌やノロウイルスなどの感染を防ぐために、従来の塩素殺菌に代わる方法として注目されている。同福祉会の施設では、2005年からオゾンによる循環ろ過システムを導入。老健施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターの各事業所3カ所に備えられた浴槽で、オゾン殺菌と塩素殺菌を併用して浴槽水を処理している。
NPO法人「完全オゾン処理型循環ろ過機安全推進協議会」本部事務局の寺尾禮二さんは、「オゾンで殺菌、ろ過した水の水質は飲料水と同じくらいきれいで安全。塩素殺菌よりも低コストで、環境にも優しい」と効果を強調した。
視察後、山本氏は「メリットを捉え、活用、普及を検討していきたい」と話していた。