e重要法案の審議早く
- 2018.06.25
- 政治/国会
2018年6月23日
井上幹事長 受動喫煙防止対策など
25日から国会正常化
公明党の井上義久幹事長は22日午前、国会内で記者会見し、今後の国会運営について、20日の会期延長後、衆参両院で審議が行われていないことから、審議を早急に開始し、働き方改革関連法案など参院に送付された重要法案の成立に万全を期すと強調した。
その上で、衆院では水道管の老朽化対策を進める水道法改正案や成年後見制度の「欠格条項」を見直す法案、洋上風力発電の導入を促す法案などの審議を進めるべきだと力説。外交でも、3度目の中朝首脳会談が行われるなど東アジアの情勢が変化する中、「日本の対応が大事な時であり、国会できちんと議論することが大事だ」と指摘した。
受動喫煙を防ぐための健康増進法改正案について井上幹事長は、「がん対策では、受動喫煙をなくしていくことが最も確証のある対策の一つだ。何としても今国会で成立させたい」と強調。同改正案を審議していた衆院厚生労働委員会で自民党議員が、参考人の肺がん患者の意見陳述中にやじを飛ばしたことには、「あってはならないことだ。参考人の意見を聞き、議員の意見があれば質疑時間に発言すべきだ」と指摘した。
来年夏の参院選に向けては、7月初旬に第1次公認を発表すると表明。来年は、統一地方選と参院選が行われる12年に1度の年であることから、「大変に厳しい選挙戦が予想されるが、党の揺るぎない基盤をしっかりと築き上げていきたい」と強調した。
自民党と国民民主党の参院国会対策委員長は22日、国会内で会談し、25日に参院予算委員会で安倍晋三首相が出席して集中審議を、27日に党首討論を実施することで合意。これにより、20日の会期延長後に空転していた国会は正常化する。