e世帯を丸ごと 生活支援

  • 2018.07.04
  • 生活/生活情報

2018年7月4日



福祉と暮らしのセンター開設
東京・杉並区



東京都杉並区は先ごろ、誰もが気軽に利用できる区民の福祉と暮らしのサポート拠点「ウェルファーム杉並」を開設した。高齢者や障がい者、子どもなどの区民生活を幅広く支えることをめざしている。

施設内には福祉事務所、消費者センター、就労支援センター、子育ての相談に応じる子ども・子育てプラザ天沼などを集約。この中で最も特徴のある部門が「在宅医療・生活支援センター」(山田恵理子所長)だ。在宅医療や介護、子育て支援など、複数の方面からの支援を必要とする区民の相談にワンストップで対応し、生活をサポートしている。看取りについても医療機関と関係機関の連携を支援する。


例えば、認知症の母と障がい者の息子・・・


関係機関が意見集約、計画化


また、同センターは、家族が複合的に課題を抱える世帯を丸ごとサポートする生活支援も展開している。例えば、認知症のある母親と、障がいのある息子の世帯がある場合、一つの機関だけでは対応が難しい。これに対し、同センターは、それぞれの課題に対応する関係機関を集めて支援会議を開き、各機関の意見を集約して支援計画をまとめ、その計画に基づき関係機関が世帯を一体的に支援していく。

支援会議はこれまで4月に3回、5月に8回の計11回開催され、区民が抱える課題に対し、きめ細かい支援に取り組んでいる。


公明、区民相談などを基に推進


区議会公明党(横山江美幹事長)は、区民相談などで寄せられた声を踏まえ、複数の方面からの支援を必要とする区民がワンストップで利用できる、支援センターの開設を一貫して推進。中村康弘議員を中心に、定例会の質問で設置を重ねて訴えてきた。

横山幹事長は「具体的なサポートが円滑に進むよう、党としても全力で支援していく」と述べている。

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