e参院選改革 合意形成に努力
- 2018.07.05
- 政治/国会
2018年7月5日
公明、独自案を各党に説明
公明党の魚住裕一郎参院会長は4日午後、国会内で参院の自民、共産両党を訪ね、参院選挙制度改革について、公明党の独自案を説明し、今国会での合意形成に向け、丁寧に議論を進めていく考えを伝えた。公明党は、きょう5日も他会派に独自案を説明していく考え。
参院選挙制度改革を巡っては4日昼、伊達忠一参院議長が与野党各会派の代表者との懇談会で、自民党と無所属クラブが共同提出した、選挙区の「合区」を維持した上で定数を6増やす公職選挙法改正案への対案提出を各会派に改めて呼び掛けた。これを受け、公明党は従来から提案してきた「全国11ブロック別の大選挙区制」を導入する公選法改正案を国会提出した。
公明党の独自案は、現行定数242を維持した上で、現行の選挙区と比例代表制に代えて、全国11のブロック単位の個人選挙(個人名投票)とするもの。選挙区間の「1票の格差」は1.122倍(2015年国勢調査)になり、現在の3倍程度から大きく縮小する。