e2019年参院選に挑む各選挙区の党予定候補(下)
- 2018.07.09
- 政治/国会
2018年7月7日
兵庫選挙区(定数3)高橋みつお新
世界を駆けた、確かなチカラ。
元外交官。兵庫発展の即戦力
元外交官。兵庫発展の即戦力
元外交官。誠実な人柄と抜群の行動力で、世界を駆けた国際人。英語やポルトガル語を駆使し、政府首脳らの重要外交の一翼を担ってきた実績も光る。
2001年から17年間の外務省生活で、訪れた国は30カ国以上。数百万個の地雷が埋められた内戦直後のアンゴラ勤務では、NGO(非政府組織)による地雷除去プロジェクトを支えるため、危険な埋設地帯を視察し、実施計画作りを進めた。
09年9月から16年3月までの外務省本省勤務時代には、開発協力を担う外務事務官として日本と諸外国を往来。自爆テロが多発したアフガニスタンでも教育や医療、インフラ整備など、人道復興支援に携わった。数年がかりで交渉を重ねた結果、13年6月、横浜で開催されたアフリカの発展を促す国際会議では、初の投資協定を実現。協定は「何よりの具体的な成果」と、アフリカ地域研究の専門家から大きな評価を得た。
兵庫県宝塚市生まれ。真面目一筋の両親のもと、3人兄弟の長男として成長。地元の小学校を経て、猛勉強の末に念願の関西創価中学へ。片道2時間の道のりを休まず通い続けた。関西創価高校1年時に米国に短期留学。自由闊達な若者らとの交流を通し、「将来は国際舞台で活躍する人材に」との思いを膨らませ、大阪外国語大学の受験を志した。
受験を控えた1995年1月、阪神・淡路大震災が発生。火災で夜空が真っ赤に染まった光景が脳裏から離れず、勉強が手につかない日々が続いた。しかし、市の職員として病と闘いながら不眠不休で被災者を支援した父親の姿に奮起。大阪外大に合格することができた。こうした被災経験から大規模災害への備えを拡充するなど、命を守る政治にかける思いは人一倍強い。
大学3年時には、米国シアトルの大学に留学し、半年間、インターンシップとして現地のIT企業で働いた経験も。「世界で活躍したい」との思いをさらに深めた。帰国後、外交官試験への挑戦を決意。1日10時間の勉強を1年間続け、大学在学中に合格。何事もやり抜く根性は筋金入りだ。
公認決定後の7月3日から、党「兵庫の未来」プロジェクト事務局長として県内各地で、ものづくり企業の経営者や地域の有力者らと精力的に懇談。豊かな自然と歴史、人材が輝く郷土の成長めざし、調査活動を開始した。「世界で培った経験を糧に、希望あふれる未来へ全力で走り抜く」。兵庫の新時代を開く若き"即戦力"が躍動する。
【略歴】元外交官。在ブラジル日本大使館一等書記官など歴任。首脳外交の通訳も。党国際局、青年局次長。党「兵庫の未来」プロジェクト事務局長。大阪外大在学中に外務省試験に合格し中退。兵庫県出身。41歳。
福岡選挙区(定数3)しもの六太新
世界一受けたい教育を、この国に。
子どもが輝く社会の構築誓う
「やればできる!」をテーマに中学校の保健体育教師として、子どもたち一人一人に成功体験をシャワーのように浴びせ、自信を持たせる驚異の指導法「しもの式体育」を確立。泳げなかった子どもを含む全生徒がクロール1000メートルを完泳し、多くの男子生徒が体操選手並みのマット運動を習得するなど、体育の授業に革命を起こす。これが大反響を呼び、新聞やテレビ番組などにも取り上げられた。
教員歴30年。子どもたちの豊かな人間性を養う人間教育を掲げ、「諦めない挑戦する心」を育んできた。努力を重ね、できないことができるようになった自信が新たな挑戦への意欲を生む。こうした生徒たちの"やる気"を伸ばし「達成感を味わうことができる学習サイクル」が高く評価され、福岡県公立学校優秀教員表彰や文部科学大臣優秀教員表彰などを受けた。さらに、教育論文コンクール最高峰の読売教育賞、東書教育賞でそれぞれ優秀賞に輝いた。
7人きょうだいの長男。経済的に苦しい状況でも、正直に生き、ひたむきに働く両親の姿を通して困難から逃げずに挑戦する心を学んだ。当時、実家は小さな新聞販売店を経営。幼稚園の年長から中学時代まで朝夕の新聞配達を手伝い、貧しくも家族で手を取り合いながら力強く生きてきた"根っからの庶民派"。
地元高校の体育教師に憧れ、島根大学教育学部へ進学。学費や生活費の全てをアルバイトで工面するなど、経済苦を糧に教員への道を切り開いた。最初の赴任先で生徒と心が通わず苦悩にあえいだ時期も。「生徒にとって最大の教育環境は教師自身である」との言葉に出会い、奮起。「運動が苦手な子を一人も見放さない」との信念で、あふれるほどの達成感を与える指導法を構築した結果、生徒たちは学習や生活面でも驚くほど前向きな変化を遂げた。
いじめや不登校、大人による児童虐待など、子どもを取り巻く痛ましい問題が後を絶たない現代社会。経済的理由による教育格差や、長時間労働が指摘される教員の働き方改革も待ったなしの状況だ。
国づくりは、人づくり。その礎となる教育の目的は子どもの幸福にある。この信念のままに教育現場で培った経験を生かし、山積する諸課題の解決に挑み、子どもが輝くチャイルドファースト社会をめざす「教育立国」を固く誓う。宝である子ども一人一人の自信を育み、限りない可能性を引き出す"世界一受けたい教育"で、日本の明るい未来を開くとの大情熱に燃えて。
【略歴】党教育改革推進本部事務局次長。島根大学教育学部卒、福岡教育大学大学院修了。元中学保健体育教師。日本テレビ「世界一受けたい授業」などにも出演。福岡県北九州市生まれ、太宰府市在住。54歳。