e西日本豪雨 広範囲に甚大な被害
- 2018.07.10
- 情勢/気象
2018年7月10日
公明、復旧と被災者支援に全力
記録的な豪雨により、西日本の広範囲で甚大な被害が拡大した。各地の公明党議員は被災現場に急行し、状況の調査や被災者支援に奔走した。
【京都府】公明党の山本かなえ参院議員らは8日、京都市右京区の嵐山地区を訪れ、豪雨で一時、氾濫危険水位に達した桂川の渡月橋付近を視察した。
一行に対し、市関係者は、5年前の台風での氾濫後、井堰撤去など桂川の改修工事が進んでいる一方、景観保全のため堤防の低い箇所は残されており、今回、一部の道路が冠水したと説明。外国人旅行者への避難情報の提供についても意見交換した。
視察後、山本さんは「防災対策の未完箇所の整備を急ぐ」と強調した。
【大阪府】公明党の石川博崇と杉ひさたけの両参院議員らは8日、国道173号や民家につながる一本道が崩落した能勢町を視察。被害状況を確認し、近隣住民を見舞った。同町では、川の氾濫で農作物にも被害が出ている。
一本道の先に住む人は「安心して早く家に戻りたい」と切羽詰まった感情をあらわに。杉氏は視察後、「一日も早い復旧に向け、全力を尽くす」と語った。
【兵庫県】公明党の濱村進衆院議員は8日、記録的な豪雨で犠牲者が出た宍粟市を訪れ、担当者から被害状況を聞いた。北条泰嗣、天野文夫の両県議らが同行した。
一行は、同市波賀町谷の住宅裏山で土砂崩れが発生した現場を調査。近所の女性は「以前も同じような土砂崩れが起きた。怖くて眠れない」と声を震わせた。
視察後、濱村氏は「住民の安全対策を早急に進めていく」と話した。
【岡山県】公明党の谷合正明参院議員と党岡山県本部の県議、市議らは8日、大規模な浸水被害が発生した倉敷市真備町の被災現場を視察。同町では、小田川などの堤防が決壊。住宅街に水が流入し、全面積の約3割が冠水した。一時、1000人以上が建物などに取り残され、自衛隊や消防などによる救出活動が続いた。
また、一行は住宅地などが冠水した岡山市東区、中区や浸水被害が出た総社市下原に駆け付け、調査活動を行った。
谷合氏は「国、県、市が連携し、被災者の迅速な支援に取り組んでいく」と話した。
【山口県】公明党の桝屋敬悟衆院議員は8日、死者2人を出した岩国市に入り、上岡康彦県議、河合伸治市議と被災現場へ急行した。
桝屋氏らは、同市周東町獺越で土砂が崩れた現場を視察。続いて同町内で浸水被害に遭った地域を回り、被災者を見舞った。被災者らは「大量のごみの処理が大変」などと頭を抱えていた。さらに、浸水した特別養護老人ホームも訪れ、職員らを激励した。
桝屋氏は「集中的に復旧を進め、一日も早く日常生活を取り戻せるよう全力を尽くす」と語った。
【高知県】公明党の池脇純一、西森雅和の両県議と米田佐代子・安芸市議は9日、県道安芸物部線が崩落した安芸市僧津の現場を視察。県の担当者から被害状況などを聞いた。
安芸川沿いを走るこの道路は、堤防の役割も果たしているが、大雨による増水で延長約170メートルにわたって崩落。決壊を防ぐ応急処置が行われ、復旧を急いでいる。池脇県議らは、「復旧支援を後押ししていく」と語っていた。
【福岡県】公明党の濱地雅一衆院議員と吉田宣弘党九州団体渉外局長(前衆院議員)は9日、久留米市城島町を訪れ、大雨による被害状況について関係者から話を聞いた。これには、地元議員も同行した。
同市では、道路の冠水や住宅の浸水、河川の氾濫など深刻な被害が発生した。濱地氏は視察後、「未然に災害を防ぐための対策を進めていく」と語った。
一方、公明党の高瀬弘美参院議員は8日、豪雨被害に見舞われた飯塚市を訪れ、被害状況を視察した。県議、市議らが同行した。
高瀬さんらは、道路が陥没した国道201号筑豊緑地前交差点で国土交通省の担当者から説明を受けたほか、浸水被害を受けた住宅で住民らを激励した。高瀬さんは「地方議員と連携し、復旧を進めていく」と語っていた。