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- 2018.07.11
- エンターテイメント/情報
2018年7月11日
3歳児に「ブックセカンド」開始
兵庫・明石市
絵本の説明を受ける親子の様子を見守る（奥左から）松井、尾倉の両市議
兵庫県明石市は、3歳児健診を受けた幼児に絵本を贈呈する「ブックセカンド」事業を、5月から実施し注目を集めている。市が実施してきた4カ月児健診を受けた乳児対象の「ブックスタート」事業が好評だったことから、これに上乗せする形で始めた。
ブックスタートは、乳幼児健診時などで絵本を贈り、幼児の豊かな心と言葉を育む取り組み。一方、今回、市が乗り出したブックセカンドでは、社会性や聞く力が高まる3歳児にも絵本を贈呈することでブックスタートと併せて、より本に親しんでもらうのが目的だ。
対象は、3歳児健診を受診する市内の幼児約3000人。市が事前に選定した5冊の中から気に入った本1冊を贈る。明石駅前再開発ビルの6階「こども健康センター」の健診会場で、担当職員が事業の趣旨や配布する絵本の概要を説明した上で引換券を配布。その後、同ビル4階の「あかし市民図書館」で引換券と絵本を交換する。
市政策局政策室の正木守・本のまち担当課長は、「絵本を選ぶ楽しさを知ってもらい、子どもたちが図書館に来館するきっかけになれば」と強調。会場を訪れた母親からは、「5冊の中から選べると思っていなかったのでうれしい」「家で子どもと一緒に読んでみたい」などの声が寄せられている。
市議会公明党の松井久美子幹事長と尾倉あき子の両議員はこのほど、市担当者から事業の説明を受けた。ブックセカンドについては、松井議員が2016年3月の定例会で同事業を提案。継続して導入を訴えていた。
