e自転車事故に新保険

  • 2018.07.11
  • 情勢/経済
2018年7月11日


損害賠償、最大1億円まで補償
市民ら3万4000人が加入
埼玉・草加市


保険に加入した石川さん(右から3人目)に話を聞く党草加市議団のメンバーら
埼玉県草加市では現在、自転車事故などで発生した個人賠償責任を最大1億円まで補償する保険制度「入って安心! RinRinそうか」が好評だ。市民と市内在勤・在学者が対象で、約3万4000人が加入している。
この保険制度は、市が大手保険会社と共同で今年度から創設した。補償範囲は、個人賠償責任や交通事故による、けがなど。自転車に乗っていて人に重傷を負わせた場合や、日常生活で他人に、けがをさせた場合も補償。保険料は年間2000円で、プラス1000円で被保険者の範囲が家族にも広がる。
市は50年前から「交通災害共済事業」による保険金の支給を続けてきたが、加入率の減少や、自転車事故の高額な賠償事例の発生を受け、昨年度で終了。共済事業の趣旨は残し、損害賠償にも対応した新たな保険制度として「RinRinそうか」を創設した。
公明党市議団(飯塚恭代団長)はこれまで、市民が安心して自転車を利用できる環境整備に尽力。2013年9月の定例会では、佐々木洋一議員が自転車向けの損害保険の必要性を訴えた。
保険に加入した石川吉子さんは「万が一の備えがあると安心です」と話していた。

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