e公明、各地で被害状況把握に努める
- 2018.07.11
- 情勢/気象
2018年7月11日
西日本豪雨 救助活動続く
西日本を中心に降り続いた記録的な大雨の被害は10日も拡大し、死者は12府県で149人となった。安否不明は依然、6府県で59人おり、被災地では警察や消防、自衛隊が捜索・救助活動を続けた。広島県では10日午前、同県府中町を流れる榎川に流木が堆積して氾濫し、町が周辺の約1万世帯、約2万5000人に避難指示を出した。岡山県では、広い範囲で浸水が起きた倉敷市真備町地区で新たに18人の死亡が確認され、同地区の死者は46人になった。
公明党は豪雨災害で被災した各府県で、引き続き被害状況の把握に奔走。住民らから早期のインフラ復旧などで要望を聞いた。
【京都府】
家屋の後片付けに追われる高野川流域地区の住民を励ます竹内氏(手前左)=9日 京都・舞鶴市
家屋の後片付けに追われる高野川流域地区の住民を励ます竹内氏(手前左)=9日 京都・舞鶴市
公明党の竹内譲衆院議員は9日、土砂崩れや浸水が相次いだ府北部の市町へ。舞鶴、宮津、綾部、福知山の各市長から、内水氾濫を防ぐ排水機場や治山ダム、災害時に迂回できる道路の整備などの要望を受けた竹内氏は、「予算確保に努める」と応じた。
また竹内氏は、被害の大きかった地域を視察。家屋に泥水が流れ込んだ舞鶴市の高野川周辺では、後片付けに追われる住民を激励。宮津市の滝馬地区などでも住民を見舞った。
【高知県】
野々下昌文宿毛市議は10日、同市内と大月町内で西日本豪雨の被災者宅を訪問し、被害状況や支援の要望などを聞いた。
宿毛市野地では、岡﨑次男さん宅の横を流れる笹川の増水で護岸が崩落。上部の防護壁も倒壊し、地面にひび割れが発生した。野々下議員は、「一日も早く安心して生活できるように、できる限りの支援を急ぎたい」と語った。