e医療ケア児の通学支援へ

  • 2018.07.25
  • 政治/国会
2018年7月25日


関係団体と高木副大臣 看護師確保で意見交換


高木美智代厚生労働副大臣(公明党)は24日、厚労省で日本看護協会、日本訪問看護財団、全国訪問看護事業協会の代表と会い、たんの吸引や経管栄養などが日常的に必要な「医療的ケア児」の通学に関して、スクールバスに同乗する看護師の確保を巡り意見交換した。
医療的ケア児は増加傾向にあり、昨年度は公立特別支援学校に8218人、公立小・中学校に858人が在籍。しかし、在校時や通学時に対応できる看護師の確保が難しい状況にある。
高木副大臣は各団体に、学校で看護師が必要とされていることを会員に周知するよう依頼。学校や教育委員会との緊密な連携も求めた。各団体はバス同乗の促進へ「学校による看護職の雇用拡充」「無償の研修実施」などが重要だと力説。個別の状況に応じたケアが求められることから、定年退職したベテラン看護師の活用なども提案した。

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