e水素ステーション設置
- 2018.07.26
- 情勢/テクノロジー
2018年7月26日
タクシー会社の実証実験
神奈川県
神奈川県は、横浜市鶴見区内の大手ビール工場に建設を進めていた再生可能エネルギーを活用した「再エネ水素ステーション」の実証実験を、今年度から始めた。
同ステーションでは、太陽電池による電気で水を分解し、日量最大1.5キロの水素を製造できる。一般的な水素ステーションは天然ガスなど炭素を含む原料から水素を得ているが、ここでは原料が水であることから、水素製造時に二酸化炭素の排出がないことが特長。水素は地域のタクシー会社が導入した燃料電池車で使用され、当面はハイヤーとして運用される。
県議会で、太陽光発電による水素製造のモデル事業を提案してきた公明党の鈴木秀志県議はこのほど、同ステーションを視察し、関係者から説明を受けた。
鈴木県議は「環境への負荷の少なさなど、水素エネルギーの利点や必要性を、より多くの人に実感してもらえるよう、今後も取り組んでいきたい」と語った。