e復興の歩み 世界へ発信

  • 2018.08.20
  • エンターテイメント/情報
2018年8月20日


19年ラグビーW杯めざし 
岩手・釜石市に新スタジアム 
井上幹事長 記念イベント出席


2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開幕を来年に控えた19日、東日本大震災の被災地として唯一の開催地となる岩手県釜石市で釜石鵜住居復興スタジアムの完成記念イベントが開かれた。公明党の井上義久幹事長(ラグビーW杯2019日本大会成功議員連盟副会長)が出席した。
日本選手権7連覇を成し遂げた新日鉄釜石=現・釜石シーウェイブス(SW)を擁し"ラグビーのまち"の歴史を誇る釜石市。今年7月末、同スタジアムは復興のシンボルとして、津波で全壊した旧鵜住居小学校、釜石東中学校の跡地に完成した。
メインスタンドには、「羽ばたき」と「船出」を表す白い大屋根を整備。W杯開催支援として、スタンド席には地震被害に遭った熊本県の競技場などから寄贈された「絆シート」が設けられた。
記念イベントで野田武則市長は、「復興へ市民が一丸となって取り組んできた念願のスタジアムだ。W杯を必ず成功させて復興の姿を世界へ発信したい」とあいさつ。旧鵜住居小学校出身で県立釜石高校2年の洞口留伊さんが「このスタジアムはたくさんの感謝を乗せて、未来へ向けて出航する」とキックオフ宣言した。
釜石SWとヤマハ発動機ジュビロのメモリアルマッチのほか、新日鉄釜石OBと神戸製鋼OBのレジェンドマッチが行われ、スタンドは歓声と熱気に包まれた。
これに先立ち、井上幹事長は、山崎長栄、細田孝子の両市議と共にスタジアム内を視察。井上幹事長は、「アジア初のW杯が釜石市で開催される意義は非常に大きい。防災・減災、そして復興のあり方を発信できるよう大会の成功を応援したい」と述べた。
W杯は来年9月20日に開幕。釜石市では1次リーグの2試合が行われ、世界最高峰のプレーが繰り広げられる。

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