e府北部の振興へ連携強化
- 2018.08.31
- エンターテイメント/情報
2018年8月31日
竹内譲氏 政経セミナー開く
京都・舞鶴市で西脇知事、山本さんら出席
京都府北部の振興をめざし共同歩調を――。公明党の竹内譲衆院議員(京都府本部代表)の「政経セミナー」がこのほど、日本海に面する港湾都市、舞鶴市で盛大に開かれた。このセミナーには、西脇隆俊府知事をはじめ企業経営者ら地域の有力者が多数出席。公明党からは山本かなえ参院議員(参院選予定候補=比例区)、林正樹府議、地元市町の議員が参加した。
防災・減災対策も加速
「京都府北部の課題」をテーマにしたパネルディスカッションでは、竹内氏と西脇知事が、府北部の振興や防災・減災対策の加速化などを巡って活発に意見を交わした。
府北部の活性化に関して竹内氏は、港湾整備による人・モノの交流促進やICT(情報通信技術)を活用した雇用の創出、大学など高等教育機関の誘致などを提案。西脇知事は、機械金属工業など技術力の高い製造業の集積と、観光資源という地域の強みを生かした産業振興の重要性を指摘。京都市内に集中している観光客の誘致に力を入れる考えを示した。
7月の西日本豪雨で府北部は浸水や土砂崩れなど大きな被害を出したことを踏まえ、竹内氏と西脇知事は、河川に流入できない雨水が住宅地にあふれる内水被害への対策加速化などの必要性で一致。西脇知事は、同市の高野川流域地域などの治水対策を前倒しで実施するとした。また、竹内氏は南海トラフ巨大地震に備えた、防災・減災の中期計画策定へ国へ働き掛けたいと述べた。
竹内氏が京都府北部で政経セミナーを開いたのは今回が初めて。竹内氏が、「"南北格差"の是正へ、府北部振興に尽くしたい」と強調したのに対し、西脇知事は、「国、府、地元市町が一体となって取り組みたい」と応じた。出席者からは、「北京都に目を向けてもらい大変ありがたい。国や府と歩調を合わせて、地域振興に頑張りたい」などの声が上がっていた。